ああ播磨灘


発売日:1993年7月2日
ジャンル:スポーツ
メーカー:セガ
定価:3,800円
人数:1

貴乃花、若乃花、曙らによる相撲ブーム真っ只中の頃、漫画雑誌「モーニング」に掲載されていた相撲漫画を原作としたアニメベースのタイトル。

操作できるキャラクターは主人公播磨灘のみで、張り手と投げを組み合わせた相撲格闘。播磨灘を含め力士のビジュアルは色違いのみであったり、システム自体はやや単調であったりと、相撲ならではの距離感や駆け引きのようなものはやや大味で作り込みの甘さも見られる一方で、相撲がテーマでありながらジャンプという概念があったり、組み合い直後にタイミングよくコマンドを入力することで残り体力のゲージを問わず上手投など一撃必殺の技を繰り出すことができる。

その中でも「青龍激破掌」など、相撲であるはずが下から掌を突き上げる昇竜拳さながらの技を出して画面からはみ出るほど相手を空高く吹き飛ばしたり、相手を挑発することで体力が回復したりと、こんな相撲なのかプロレスなのかよくわからない試合が起きてしまおうものならYahoo!ニュースのトップにでもデカデカと祭り上げられそうなものだが、よく日本相撲協会もOKしたもの(かどうかは定かではないが)で、良い時代だったものである。

プロレスさながらの技を出したり奇抜な兜を被って入場したりと過激で大胆な一方、一度でも対戦に負けてしまうと、デカデカと「引退」と表示されゲームオーバーになってしまうというなんとも大げさな結末を迎える。

決まり手の発動時など、音声も再生される。

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