LUNAR さんぽする学園


発売日:1996年1月12日
ジャンル:RPG
メーカー:ゲームアーツ
定価:5,800円
人数:1

MCD版『LUNAR ザ・シルバースター』の壮大な冒険譚とは対照的に、本作は魔法学園を舞台とした、穏やかでほのぼのとした雰囲気の外伝的RPGである。『LUNAR』本編との直接的な関わりは薄く、独立したストーリーとして楽しめる。

田舎町で暮らす少女エリーとレナが、空飛ぶ魔法学園で魔法を学びながら成長していく物語が展開される。ゲームは全12章構成で、基本的には依頼(お使い)をこなして物語が進行する。キャラクターのレベルが一定に達したタイミングで学園の先生に話しかけると、新たな魔法が習得できる仕組みになっている。

特徴的なシステムとして、フィールド上でしばらく立ち止まるとMPが回復する仕様を採用。強力な魔法を気兼ねなく使える一方で、戦闘と回復のループが生まれやすく、テンポがやや緩やかになりがち。

画面のスクロールが端に到達しないと動かない仕様や、メニュー表示に若干のタイムラグがあるなど操作面でのクセもあるが、慣れれば快適に遊べる作りとなっている。ゲーム全体の難易度やバランスも程よく、ゲームギアで気軽に楽しめるRPGとして完成度は高い。

後にセガサターンで『魔法学園ルナ』としてリメイクされ、ストーリーやシステムが大きく改変され、別作品といえるほどの変化を遂げた。


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