ぷよぷよ通

ぷよぷよシリーズの第2作目にあたる携帯パズルゲームで、ぷよの大きさが微妙に小さくなる一方、色彩はより鮮やかになり視認性が向上している。基本ルールはシリーズ通じて変わらず、同色ぷよを4つつなげて消し、5個以上の同時消しや連鎖で相手に透明ぷよ（おじゃまぷよ）を落とし、バトルを制していく。

ゲームギアでは前作同様にCPU戦が中心で、『なぞぷよ』や『とことんぷよぷよ』といったスピンオフモードは搭載されていない。ただし、難易度設定や相殺モード（おじゃまぷよの相打ち処理）の有無は変更可能で、自分好みにルール調整できる。

AIの思考速度が前作に比べて速く、テンポが上がっている点が好評で、「対戦の緊張感が増しつつ敷居は高くない」と評価されている。ソロプレイでもCPU相手にしっかり実力を試せる構成になっており、1～2時間程度で全クリア可能という手軽さも魅力。

一方で、ストーリーモードは塔を昇る構成になっているがテキスト量が控えめで、メガドライブ版などにあるような重厚な演出は控えめ。

ただ、「全消しボーナス」や「クイックターン」「NEXT2ぷよ表示」など、シリーズ通じて支持されている新システムを搭載しているおかげで、単純に対戦パズルとしての深みと戦略性はしっかり確保されている。