エアリアルアサルト
ジャンル:シューティング
メーカー:セガ
定価:3,500円
人数:1〜2
横スクロールシューティング。
ステージ上では、特定の敵を撃破することで出現するパワーアップアイテムを取得すると、ショットが強化されるのではなく順番に変化していく仕様。そのため、必ずしも多くのパワーアップを取ることが有利になるとは限らない。
敵機の動きは速く、複数の敵が一斉にレーザーを発射してきたり、自機のバリア判定が狭かったりと、全体的にシビアな難易度となっている。一方、長めのステージ終盤に登場するボス戦は攻撃パターンがやや単調で、難易度はさほど高くはない。
エースコンバットのような実在戦闘機風のパッケージとは裏腹に、ゲーム本編では地球外生命体や宇宙空間が登場し、世界観はSF寄り。
マスターシステムがオリジナルとなる移植作だが、縮尺比や敵のデザイン、武器の種類などに違いが多く、完全な再現には至っていない。
通信ケーブルを使用すれば、2人同時プレイも可能。
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ゲーム内容はさておき、音楽が素晴らしい。
勇敢さと同時に哀愁を帯びたメロディアスな曲調で、特に夕日をバックに海上で戦うステージとよくマッチしている。
なお海外版の音楽とは全く違い、海外マスターシステムのassault cityというガンシューティングの曲が流用されている模様。
ゲーム内容は携帯機としては平凡だが、死ぬとパワーアップを全て失う。
難易度は不安定。基本は暇になるほど単調なのに、局所的に難易度が跳ね上がる場面がある。そこでミスしやすく、前述の仕様と相まって復活が難しい。
海外版マスターシステムの同名タイトルから引っ張ってきた横スクロールシューティング!のはずなんだけれど、ゲームギアに合わせてかなりアレンジされてしまっている。良く言えばキャラが大きくなり遊びやすくなってるのだが、マスターシステムの方は小さいとはいえキャラがしっかり戦闘機していたり、アイテムによってショットやボムを切り替えできたりとジャレコのP-47を彷彿とさせるデキだったが、本作はショットのみ、アイテムによる段階パワーアップになってしまい、キャラも丸っこくデフォルメされていて全く別物のゲームになってしまっている。MarkIII/GGお得意の背景の分割スクロールもほとんど封印されてしまい残念な内容と言わざるを得ない。