ドラえもん ノラのすけの野望


発売日:1993年4月29日
ジャンル:アクション
メーカー:セガ
定価:3,500円
人数:1

映画作品ではなく、ゲームギアオリジナルのストーリーで、タイトルどおり22世紀から来た犬型ロボット“ノラのすけ”に囚われたのび太やしずかたちを、ドラえもんが4つのステージを駆け抜けて救い出す横スクロールアクション。

ゲームは全4面(各面3つ+ボス)、合計12ステージ構成。アマゾンや水中エリア、空中のタケコプター戦など多彩なギミックを備え、ダンボールや恐竜の卵などの背景にひみつ道具(空気砲・ショックガン・ヒラリマント)が登場する。どら焼きは各ステージに5個散らばっており、全て取るとクリア時に1UPとなる。さらに、ステージ内の隠し部屋にスネ夫やのび太などのキャラが登場し、全員見つけることで真のエンディングが見られる仕掛けもある。

操作は全体的にややスローで、天井にぶら下がったり壁をよじ登ったりとアクロバティックな動きが可能。敵は踏みつけ倒しが基本となっており、武器取得で弾を撃てるようになる。攻撃は一撃即死で、敵配置が強いと厳しさを感じる場面もあるが、かわいいドットと武器のバリエーションが楽しい。

グラフィックはゲームギアでもトップクラスで、背景やキャラデザインに原作へのリスペクトが感じられる。BGMはドラえもんテーマのアレンジ含む良質な仕上がりだが、最終ステージクリア後に表示されるエンディングは簡素なのがやや惜しい。

プレイ時間は短めで、早ければ30分かからずクリア可能というボリューム。一方、敵の攻撃パターンや即死の緊張感が強く、場所によっては難所も散見される。隠し部屋探しや全どら焼き取得などやり込み要素もあり、アクション好きには手応えあり。

ゲーム起動時のSEGAロゴ画面では、大山のぶ代のドラえもんの声がサンプリングされて再生される。

デバッグモード:タイトル画面で「上、下、左、右、1、2、上、下」の順に入力するとデバッグモードとなる。ゲームを開始しポーズ中に4桁の数字を十字キーで設定したステージ、エリアからプレイできる。


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