ひょっこりひょうたん島 ひょうたん島の大航海


発売日:1992年5月22日
ジャンル:アクション
メーカー:セガ
定価:3,500円
人数:1

かつてNHKで放送されていたミュージカル形式の人形劇『ひょっこりひょうたん島』を題材にしたアクションゲーム。

舞台はおなじみのひょうたん島。平和な日常が続く中、火山の異変に気づいた大人たちが調査に出かけると突然の噴火が発生し、爆風によって大人たちが島から吹き飛ばされてしまう。残されたトラヒゲと博士が、操縦するひょうたん島で仲間の救出に向かう──というのが物語の導入。

ゲームは縦スクロール型で、ボタンを押すごとにオールを漕ぎ、ひょうたん島を左右に旋回させながら進んでいくという独特の操作感が特徴。十字キーで簡単に移動できるタイプではなく、オールの一漕ぎ一漕ぎが操作に直結しているため、思い通りに動かすにはややコツが必要。特に漂流者を助ける場面では、スピードを落としながら慎重に近づく繊細な操作が求められる。

全4ステージで構成され、それぞれに障害物や動物、漂流者などがランダムに配置されており、プレイヤーはこれらを避けながらダイヤを集めていく。ダイヤは得点の役割だけでなく、ステージ間にあるショップでアイテムを購入する通貨としても使用可能。購入できるアイテムには、操作を補助するアイテムやダメージ軽減系などがあり、ステージ攻略の助けとなる。

見た目のかわいらしさに反して、ゲーム性はややストイックで、制限時間内に漂流者を全員助け、ゴールまでたどり着くには、マップ把握と操作精度の両方が必要となる。操作の独特さゆえに慣れるまでは苦戦しがちだが、一度コツを掴めば島をスイスイ動かす感覚がクセになってくる。

グラフィックはゲームギアとしては十分鮮やかで、キャラクターの再現度も高め。特にトラヒゲの表情や仕草には原作ファンなら思わずニヤリとするはず。BGMもオリジナルの雰囲気を壊さないよう控えめな演出になっており、舞台劇のような落ち着いた世界観をしっかり再現している。

無敵化:ゲームギアの電源を入れる際に1ボタンと2ボタンを押し続け、SEGAロゴが消えたら離すと、ゲーム開始後に無敵状態となり、制限時間や被ダメージが無くなる。

コンテニュー:ゲームオーバー後にタイトル画面で上ボタンと1ボタンを押しながらスタートボタンを押すと、そのステージから再開可能となる。


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