ファンタシースターアドベンチャー


発売日:1992年3月13日
ジャンル:アドベンチャー
メーカー:セガ
定価:3,500円
人数:1

人気RPGファンタシースターの外伝的作品。A.W.1268年12月のデゾリス星を舞台に、エージェントとして活躍する主人公となって、ミラー博士の開発したパワーアップ装置の名前「ちから・もりもりん」の謎を解き明かすアドベンチャーゲーム。ファンタシースターⅡのキャラクターたちも登場するが、本作のテーマとなる装置の名称にも見られる通り、シリアスな本編とは全く異なる独特のノリも見られる。

コマンドを選択してゲームを進めていく。途中でサイコロの出た目でダメージが決まる戦闘も発生する。脈略の無い場所に重要アイテムが落ちていたりすることもあり全体的にヒントは少なめ。パスワード機能によりゲームの中断、再開が可能だが、システムが理解できれば数時間でクリアすることができる。

1990年~91年にかけて順次配信された、ファンタシースターⅡの外伝短編集「ファンタシースターテキストアドベンチャー」のシステムを踏襲している。2008年3月27日にPS2から発売された「ファンタシースターコンプリートコレクション」にも、同じくゲームギアのRPG「ファンタシースター外伝」と共に収録されている。

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 1 レビュー
by ノリスケ
色々と残念な凡作

セガの名作RPGをタイトルに冠したGGオリジナルADG(アドベンチャーゲーム)。
一般的なコマンド選択型のテキストを進めるタイプで、進行に詰まると操作キャラが代わったり、サイコロを使ったバトル等のRPG要素があるのが特徴。進んだ場所を確認出来るマップログや、パスワード方式ではあるが途中再開出来る機能もついている。
難点は多々あり、まずストーリーの薄さと全体的にボリューム不足。ファンタシースターの世界観はあるが、登場人物に関連性はあまり無く、シナリオも謎解きやワクワクさせるような展開も無く、それを彩るはずのテキストは粗雑さが目立つ。グラフィックも女性はそれなりに描けているのに男性は手抜きのレゴみたいだ。
クリア所要時間は1時間あれば充分なので、わざわざパスワードを使って再開する必要性を感じない。ファンタシースターを題材としているので、戦闘でメセタを稼ぎ、ショップで武器や回復アイテムを買ったり、手に入れたりする等の3DダンジョンRPG風な作りには好感が持てる。故に他のADGとの比較が難しいのだが、それでも完成度はかなり低いほうである。
テキストの出来が悪いぶん、RPGの要素をもっと強めに出せたなら良作になっていたかもしれませんね。多分。