THE クイズギアファイト!!


発売日:1995年4月7日
ジャンル:パーティー
メーカー:セガ
定価:3,800円
人数:1〜2

4択形式で出題される多彩なジャンルのクイズに素早く正解し、中央に置かれたボールを相手側へと押し込んでいく「陣取り型」のバトルシステムが特徴となっている。最終的にこのボールを相手陣地に完全に押し込めば勝利、という直感的ながら戦略性のあるルールになっている。

出題ジャンルは、雑学、芸能、アニメ、音楽、テレビなど非常に幅広く、「NHKの放送終了時に流れる曲は?」「Dr.スランプのせんべえ博士が作った女の子ロボットの名前は?」といった時代を感じさせるものも多数。中にはやや際どいネタや、今となっては知名度が落ちてしまった問題もあり、当時を知る大人にとっては懐かしさがくすぐられる内容だ。さらに、一部にはイラストを使った視覚的な出題もあり、ゲームギアのカラフルな画面表示を活かした演出が楽しめる。

勝ち進むと、ルーレット、カードシャッフル、ミニゴルフなどのボーナスミニゲームが挿入され、これによって次の対戦で有利な状況(ボールが中央より自陣寄りに配置される)または逆に不利な状態でスタートすることになる。このミニゲームが単なるおまけにとどまらず、次戦の展開に直結する要素としてゲーム全体の緩急をうまく演出している。

さらに「必殺技」システムも搭載されており、自信のある問題で使うと正解時にダメージが3倍になる強力な一手となる。ただし、外した場合は自分へのダメージも3倍というハイリスク・ハイリターン仕様で、使いどころには熱い駆け引きが生まれる。

登場キャラクターもユニークで、「マウスくん」「CD-ROMくん」など当時のPC周辺機器を擬人化した個性的な対戦相手が揃い、進行役の「ゲームギアくん」が軽妙なトークで試合を盛り上げる。選択肢の中には意味不明なダジャレやジョークも織り交ぜられており、硬派なクイズゲームでありながら独特のギャグセンスとゆるい世界観が貫かれている。

操作性はシンプルで遊びやすく、短時間で区切れるテンポの良さも魅力。時事性のある問題が多いため今では知識面でハードルがあるものの、クイズ+ミニゲーム+キャラバトルという組み合わせは、今見てもユニークな試みと言える。ゲームギアならではの“異色のクイズ対戦ゲーム”として、記憶に残る一本。

ステージセレクト:タイトル画面で「上上下下右右左」を入力し、最後に左を押しながらスタートを押すとステージセレクトができる。


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平均評価:  
 1 レビュー
by DDD
ゲームギアくん

かわいいよ。オープニングで出てくる。
クイズゲームでも過去問すぎて答えれないような問題がなくて今も楽しめましたね。