魔導物語I 3つの魔導球
ジャンル:RPG
メーカー:セガ
定価:5,500円
人数:1
「ぷよぷよ」でおなじみの幼稚園児アルル・ナジャが主人公の3D視点RPGで、ゲームギア版魔導物語シリーズの第1作目。アルルは塔の試練に挑み、脱出できた者だけが卒園を許されるという設定の中、オリジナルキャラクターのライバル「カミュ」との対決を描く。ストーリーはシンプルながらも深みがあり、特にエンディングは多くのプレイヤーを驚かせる内容となっている。
ダンジョンは短めで難易度も控えめに設定されており、低年齢層でも遊びやすいが、全体のバランスは良好でRPGファンからの評価も高い。ダンジョン内の謎解きには移動中に使う攻撃魔法を駆使する要素があり、単なる戦闘以外にも頭を使う楽しさを加えている。魔法発動時や敵キャラ登場時には音声が流れ、ゲームギアとしては臨場感ある演出が特徴的だ。
戦闘では敵味方の体力が数値で表示されず、体力管理には独特の緊張感がある。ビジュアルは低年齢層向けながらも、終盤にはショッキングなシーンもあり、一部プレイヤーに対してトラウマを与えたことでも有名。モンスターのデザインやサンプリングされた音声も不気味な雰囲気を演出しているため、かわいいだけのRPGとは一味違う。
発売は『ぷよぷよ』より後だが、企画自体は『魔導物語』のほうが先にスタートしている。ゲームギアの限られた性能の中で、豊かな物語性と独自システムを実現した良作であり、当時のファンから根強く支持されている。
ふくぶくろ:魔導塔1階の「めんたまそう」のある宝箱は、スタートから10歩目に開けると「ふくぶくろ」に変化する。
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当時希少なゲームギアのRPGだし有名タイトルだしと特に躊躇することなく買ってみたけれど、本当に低年齢層向けなのか?と疑ってしまうほど不気味。敵のグラフィックが極端にグロテスクなわけでもないんだけれど…。
システムは可もなく不可もなく。サクサク進めるけれど、ステータスが数値化されていなかったりパーティーは自分一人だけだったりするので癖はあった。